その後の女王と二代目大魔道士。
「じゃ、ダイも無事に帰ってきたことだし、俺宮廷魔道士辞めるから」
「…期限付きだったものね。まぁ仕方ないわ。後任の当ては?」
「カイルあたりがいいと思うぜ」
「で、これからどうするの?」
「んー、とりあえず師匠んとこで鍛え直し?」
「何で疑問系なのよ」
「破邪の洞窟制覇とかしてみたいし。とりあえず拠点は師匠のとこだけどさ」
「…なにその嬉しそうな顔」
「は?」
「びっくりするくらい浮かれた顔してるわよ〜」
「…そういう姫さんこそ、あり得ねーくらい顔が緩んでんぞ」
「それは仕方ないわねー。だって幸せだもの」
「うわ、惚気られた!」
「そういうポップ君はどうなのよ〜??」
「あー?別に飯作ってみたり部屋片付けたり魔法の修行したり古代書読んだりとか」
「…ようは四六時中一緒にいるってことじゃない。」
「まぁ、そうとも言う」
「こっちも惚気られたわよ!!」
置いてけぼりの竜の騎士と初代大魔道士
「レオナとポップの仲良すぎるんだけど」
「そりゃ、あいつ等かなり密度の濃い友情培ってっからな」
「……ポップもずるいけど、レオナもずるい」
「お前そりゃ我侭ってもんだぞ」
「だってマトリフさん何か思わないの?」
「別に?」
「何で??」
「…あいつが帰ってくるのは此処だからな」
「うわ、すごい自信」
「男はこれ位の度量がないとなー。せいぜい励めよ、ひよっこ」
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