「何だって?」
ダイの剣の宝玉が、不思議な光を宿し始めたという報告を受けたのは、大戦の後、ダイが姿を消してから5年が経過した頃だった。
ダイの剣は、海を見渡せる岬の突端で、今も主の帰りを待っている。
ポップは、ダイの行方に関わる手がかりがないかどうかを調べるために、何度も何度も岬を訪れていた。
先日、訪れた際には特に変化もなかったように思ったのだが、パプニカではレオナからの命を受けた家臣が、毎日、剣の様子を確認しているらしい。
ここ数日、どうやら剣の宝玉の輝きが何やら強さを増しているのではないかという連絡を受けたのが4日前。
それから、注意深く観察を続け、確証を得てレオナに報告されたのが昨日のことだという。
「報告を受けて、私も、見に行ってきたんだけどね。やっぱり、前とは輝きが全然違うの。」
レオナが、興奮した様子でポップに話しかける。
ダイが帰ってくるかもしれない。
でも、違うのかもしれない。
レオナの表情は、期待と不安の間を振り子のように行ったり来たりしている。
それもそうだろう。
この5年間、僅かな手がかりだけで勇者の捜索活動を続けてきたのだ。
何度も期待を裏切られ続けてきたレオナの神経は、もう限界を迎えていてもおかしくはない。
もはや、ダイの生存は絶望的なのではないか。
誰もが、口にしなくとも、そう考えるのが自然なのではないかと諦め始めていたのだ。
そこに、俄に降って湧いたかのようなこの報告だ。
期待しすぎて、裏切られるのが最も辛い。
それが身に沁みているだけに、ポップも浮き足立つ己を諫める。
だが、その一方で、この5年間で最もダイの行方に近づいているのではないかという予感は、何故か今になって確信に近い。
名工たるロン・ベルクの生み出したダイの剣。
ダイが命を失えば、その宝玉もまた息絶え、輝きを失うという。
その宝玉が、今、輝きを増しているのだ。
ざわざわと、心に波が立つ。
ポップは、深呼吸を一つした。
「姫さん、皆に知らせてくれ。」
ポップの言葉に、レオナは力強く頷いた。
「師匠、話があるんだけど…」
「…どうした?」
午前中からパプニカに呼び出されていたはずのポップが、戻ったのは昼少し前。
随分早いお帰りだな、と不審に思ったマトリフの前で、ポップは少し緊張した面持ちで話を切り出す。
改まった様子のポップに、マトリフは何事かと首を傾げる。
しばらく、考え込むかのように俯いていたポップは、言葉を選ぶようにしてこれまでの経緯をぽつりぽつりと話し始めた。
「俺、……しばらく、ダイの剣の傍にいようと思うんだ。」
もし、ダイが本当に帰ってくるのだとしたら。
また、人間とは違う己自身に心を痛めているかもしれない。
戦いで、傷付いているかもしれない。
何よりも。
この地上に、自分の居場所なんてどこにもないと思わせたくはない。
「…アイツが本当に帰ってくるかどうかも、いつ、帰ってくるのかも、わかんないけどさ。」
こまで言って、これまで徒労に終わった勇者捜索の成果を思い出してでもいるのか、ポップは、目を伏せる。
だが、瞳が開かれたとき、そこには、確固とした強い意志の力が宿っていた。
「でも、俺、少しでも望みがあるなら、それに賭けたい。アイツを、一番最初に迎えてやりたいんだ。」
今までも、ダイの捜索活動を始めとして、パプニカからの依頼で、何日もの間出張することなどざらにあった。
しかし、それはあくまで、帰る日を決めた範囲でのことだ。
少なくとも、恋人と呼べる関係になってからは、どのくらいかかるかもわからない旅に出るだなんてことはなかった。
それでも待っていてほしい、だなんて、虫が良すぎる話だろうか。
ワガママだ、って怒られるだろうか。
沈黙に耐えかねて、ポップは俯く。
「お前のワガママなんざ、今に始まったことじゃねぇだろ。」
言葉とは裏腹に、低い声は、存外、優しくポップの心に届いた。
ポン、と頭に温かな掌の感触を感じて、ポップが顔を上げると、マトリフの慈しむような眼差しがそこにあった。
「行ってこい。」
「師匠…!」
ポップが悩んだときや苦しいときに行くべき道を照らしてくれる、たった一つの光。
いつだって、この人が、甘ったれて弱音を吐いた自分に、前に進む力をくれた。
「…俺、必ずダイを見つけて、師匠の所に帰ってくるから!」
「あぁ。待っててやるよ。」
一番、欲しかった言葉は、ポップの心をじわりと温かくさせる。
行ってきますの代わりに、ポップは、少し伸び上がってマトリフの頬にキスをした。
照れたように素早く身を翻して、ポップは駆け出してゆく。
振り返らずに飛び出していく背中を、マトリフは眩しそうに眺めた。
報告を受けてから、10日が過ぎた。
知らせを受けたダイのパーティー達は、誰が言い出したわけでもないのに、その間、ずっと剣の側で過ごしていた。
思い出話は、尽きることがない。
あんなことがあった、こんなことがあったと話しているうちに、時間は瞬く間に過ぎてゆく。
誰もが、日を追うごとに宝玉の輝きを増しているダイの剣に期待を寄せていた。
きっと、今度こそ、勇者は帰ってくる。
そして、待ちに待って10日目、太陽が南中を迎えたとき、それは起きた。
ダイの剣の宝玉から、太陽に向かってまっすぐ伸びた、一筋の光。
それが、瞬く間に広がって全てを飲み込む。
「何だ?」
「こ、これは……!?」
一面の光の洪水。
あまりのまぶしさに、目が眩む。
やがて、光は剣に集約されながら、一人の青年の影をその中に映し出した。
影は、こちらに向かって勢いよく走り出す。
「みんな!」
記憶にあるよりも、少し大人びた声。
あちこちにはねたくせっ毛。
頬に残る十字の傷。
最後に会った時よりも、背が伸びて逞しくなった身体。
5年間、どこを探しても見つからなかった勇者の姿がそこにあった。
「ダイ!」
「ダイ様!」
「おおっ!ダイ!」
仲間達が口々にその名を叫び、駆け寄ろうとする。
しかし、迷うことなく一瞬前に飛び出した影が、ダイの前に立ちはだかった。
「ポップ!」
その影の正体を知って破顔するダイは、ポップが拳を握りしめていることに気づいた。
「歯ぁ、食い縛れよ?」
「えっ、ちょっ、ポップ……?」
ぼそっと呟かれる言葉に、ダイの中では、まさか、と、やっぱり、という思いがない交ぜになる。
「悪いが、一発、ブン殴らなきゃ気が済まねぇ!」
言葉と共に、拳が繰り出される。
もちろん、竜の騎士たるダイには、避けることだって十分にできた。
だけど。
ガツンッ!
鈍い音が響いて、ダイの身体が後方に吹っ飛ぶ。
魔法使いといえど、マトリフによって人並み以上に鍛えられたポップの拳が、ダイの顔面をまともに襲ったのだ。
竜の騎士でなければ、その顔面は無惨に破壊されていただろう。
それくらい、渾身の力を込めた本気の一発だった。
「ちょっと、ポップ!何するのよ!」
避けることだって十分にできたはずのポップの拳を受け止めたのは、ダイなりのけじめだったのだろう。
「大丈夫だよ、マァム。」
慌てて駆け寄って助け起こしてくれたマァムに、ダイはにっこりと笑う。
少年から青年へと成長を遂げたダイの笑顔は、それでも、昔の面影をだいぶ残していた。
光り輝き地上を照らす太陽のような、明るい笑顔。
そして、立ち上がったダイは、ポップの前に歩み寄る。
「ポップ……本当に、ごめん。」
「ばっかやろぉ……お前は、本当に、バカだ……」
ポップの顔に、涙と鼻水が一気に込み上げる。
「うん、ごめん。…ねぇ、ポップ、泣かないでよ。」
「泣いてなんかねぇよ!あぁ、もう、ちくしょう!」
袖でぐいっと顔を拭うと、ポップは顔を上げ、まっすぐダイを見つめる。
「ポップ…」
「おかえり……おかえり、ダイ!」
そして、ポップは、この5年間、ただ一人にどうしても伝えたかった言葉を、ようやく口にすることができた。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった笑顔で。
「ただいま、ポップ!」
ことの成り行きを見守っていた仲間達も、ようやく安堵して、二人の周りに近寄ってきた。
懐かしい仲間達の姿に、ダイは一人一人の顔を確認して、嬉しそうに笑う。
「ずいぶん背が伸びたんじゃないか?」
「へへっ、やっぱりそうかな?」
「ダイ様、よくぞご無事で…!」
「ありがとう、ラーハルト。心配かけちゃったね。」
皆にもみくちゃにされながらも、ダイは嬉しそうだ。
だが、不意に何かに気づいたように、視線を彷徨わせた。
「あれ……えっと、レオナは?」
愛しい勇者の帰還に、真っ先に飛びつくかと思われた人物は、予想に反して、ダイが現れてからずっと後ろを向いていたのだ。
ダイの声に、皆の視線がレオナに集中する。
「レオナ?どうしたのよ」
「おいおい、姫さん?待ちかねた勇者様のご帰還だぜ?」
マァムやポップの呼びかけにも、レオナはこちらを向こうとはしない。
きゅっと俯いて、何かに耐えるように身体を震わせている。
どうかしたのかと、皆が尋ねようとしたとき、不意に、レオナが口を開いた。
「あ、あたしっ!…あたし、変な顔してないっ!?」
「姫さん?」
「姫?」
「レオナ?」
何のことか、とその場にいた全員が首を傾げたとき、レオナは、耐えかねたように叫んだ。
「だってっ!あれから5年よ?絶対、肌のハリとか落ちてるし、小ジワだって増えてるわ…!」
「…って、そこかよ!」
誰もが、内心思ったであろう突っ込みを、うかつにも口にしてしまったポップの脇腹に、マァムの鋭い一撃がヒットする。
「ぐぇ…」
「女心ぐらい、察してあげなさい!」
「ず、ずびばせん…」
「相変わらずだなぁ、お前達は。」
クロコダインの呆れたような声に、仲間達の中から爆笑が巻き起こる。
そんな中、ダイは、レオナの後ろに立って静かに声をかけた。
「レオナ。」
「ダイ君…」
「大丈夫だよ、レオナ。俺、レオナは、前よりも、ずっとずっと綺麗になったと思う。」
「ダイ君…!」
「だからさ、こっち向いてよ?俺さ、皆もそうだけど、一番は、レオナに会いたくて帰って来たんだから。」
その一言に、振り返ったレオナは、ダイに抱き付いた。
「お帰りなさい、ダイ君…!」
「ただいま、レオナ。」
この5年間、どこか寂しげだったレオナの笑顔は、その瞬間、本当の輝きを取り戻したかのようだった。
「ダイ君…!ダイ君……!」
「…ずっと待たせちゃって、ごめん。」
レオナより頭一つ分だけ大きくなったダイが、細い肩を守るように抱き締める。
そんな勇者と姫の姿を、誰もが祝福の眼差しで見守っていた。
予想通りと言うべきか、パプニカは、その夜、国中がお祭り騒ぎだった。
大魔王を倒し、世界に平和をもたらした勇者の帰還に、国民は諸手を挙げて喜んだ。
城では、勇者凱旋のパーティーが催され、全ての国民に酒と肴が振る舞われる。
知らせを受けた世界各国からの使者が訪れ、祝いの言葉を述べる。
嵐のような賛辞と祝辞を振り切って、ようやく二人きりになれたダイとレオナは、城のバルコニーに出た。
眼下には、祝福のために集まった国民が、城の庭中いっぱいに、楽しげに笑いさざめきあっているのが見える。
「それにしても、ポップとマトリフさんが今も一緒に暮らしてるなんて、びっくりしたよ。」
「そうね…」
「しかも、マトリフさんに会ったら絶対に驚くって、一体、どういう意味なんだろ?レオナ、何か知ってる?」
「うん…」
レオナは、宴からの脱出に成功した先ほどからずっと、どこか上の空だ。
何か、言いたいことがあるのだろう。
こちらを見て、何かを言いかけてはやめて目を逸らす、という仕草を先ほどから何度も繰り返していた。
彼女らしくないその態度に、ダイはどうしたものかと頭を捻ってしまう。
「どうかしたの?」
瞳を覗き込むと、レオナは、ようやく何かを決心したかのように深呼吸を一つした。
そして、ダイに向き直る。
「ね、ダイ君。目、瞑って…」
「レオナ?」
「いいから!」
「う、うん…」
普段と雰囲気の違うレオナに気圧され、何となくドキドキしながらダイは言われたとおりに目を瞑った。
その途端。
バッチーン!
小気味の良い音を立てて、レオナの会心の一撃が、ダイの頬にクリーンヒットした。
「…ったぁ!何すんだよ、レオナ…ッ!」
頬を押さえながら、目を開けて抗議の言葉を紡いだダイの唇に、柔らかいものが触れた。
それが、レオナの唇だと気づいた瞬間、ダイは呆然と目を見開いた。
「本当に、本当に心配したんだから…!」
はらはらと涙が零れ落ちる。
「…ごめん。」
「もう、どこにも行かないで……」
泣きじゃくりながら、必死にしがみついてくるレオナを、ダイはそっと抱き締めた。
最後に会ったときには彼女よりも低かった背が、今は、彼女を優に追い越し、戦いに明け暮れた逞しい腕は、彼女を抱き締めることができる。
そんな些細なことにも、一緒にいることができなかった5年の歳月を感じる。
でも、最初に会ったときから、今も、彼女の印象は変わらない。
誰よりも気高く美しい、姫君。
再会の時に言った台詞は嘘じゃない。
彼女は、本当に綺麗になった。
強気で勝ち気。
生まれながらにして人を導く王族としての誇りと責任感。
民の幸せを願うまっすぐな瞳は、いつだってダイの背中を押してくれた。
自分のいなかった5年間だって、彼女は、常に強く、民の先頭に立って国の復興に尽力したのだろう。
そんな彼女を、これほどまでに泣かせてしまったことが、ダイには少し悲しかった。
「もう、俺はどこにも行かないから…」
「うん…」
涙の残るレオナの頬を指でそっと拭って、ダイは、初めて自分からレオナに口づけた。
もう泣かせない、と誓いを込めた初めての口づけ。
「ダイ君…」
驚いたように名を呼ぶレオナに、ちょっと照れ臭そうに微笑む。
そうして、二人、寄り添って月を見上げた。
これからは、何回だってこうやって二人で見上げることになるのだろう、その最初の月。
――でも、俺はきっと、今夜の月を忘れないだろう。
「師匠!ただいま!」
その一言で、薄暗い洞窟に、明るい光が差し込んだようだった。
どうやら、勇者は長い旅を終えて、ようやく地上に戻ってこられたらしい。
昼間、ダイの剣のある方角から差し込んできた奇妙な光とポップの声の調子から、そう判断したマトリフは、ふっと息を吐いた。
毎回毎回、僅かな手がかりを元に飛び出しては肩を落として帰ってくる弟子の姿には、密かに心を痛めていたのだ。
何となく悔しくて、本人には、決して言わないが。
「師匠〜!なぁなぁ、訊いてくれよ!ダイのヤツ、やっと戻って来たんだぜ!」
予想通り、ポップは頬を紅潮させて興奮して部屋に飛び込んでくる。
「そうか。あの昼間の光、あれは、ダイが戻ってきた証だったんだな。」
ソファの上で読んでいた本を閉じると、マトリフはポップに目を向ける。
「あぁ。パプニカじゃあ、まだ、勇者様凱旋のパーティーの最中だぜ?今夜は、国中挙げてのお祭り騒ぎだろうな。」
へへ、と楽しそうに笑うと、ポップは、ソファに上がり込む。
何度止めろと言っても、ポップは、大の男2人では少々窮屈になる大きさのソファに無理矢理上がり込んでくるのだ。
まるで、自分の居場所はここなのだと主張するかのように。
「…お前は、もう良かったのか?」
「へ?何が?」
「だから、パーティーの最中だったんじゃねぇのか?」
パーティーが終わるまで、大事な親友の側にいてやらなくて良かったのか?と暗に尋ねてみる。
ポップの性格なら、パーティーを十分に楽しんでから戻ってくるのではないだろうか。
それなのに、パーティーの半ばで戻ってきた理由が、マトリフにはわからない。
さては宴席で何かあったのだろうか、と、ついつい余計な気まで回してしまう。
自分も随分と甘くなったものだと自嘲しながら。
「んー……俺は、さ。」
思案するように言葉を区切ったポップは、マトリフの予想外の答えを弾き出した。
「…師匠に会いたくなったから。」
思いがけない素直な答えに、口許が緩むのを自覚したマトリフは、不意にポップから顔を背けた。
それが、彼なりの照れ隠しなのだとわかっているポップは、気にする様子もなくマトリフの膝の上に移動する。
「それにさ。」
悪戯っぽく片目を瞑ってポップは続ける。
「久々に会った恋人同士には気を利かせるもんだろ?」
くすくすと笑いながら顔を伏せたポップは、人懐こい猫のようにマトリフの胸に顔をすりすりと擦り付ける。
もっと、これ以上ないくらい、傍にいたかった。
10日ぶりなのだ。
声も、匂いも、あたたかさも、感触も。
「…違いない。」
喉奥だけで笑うと、マトリフはポップの顎を掬うように持ち上げ、10日ぶりのキスを味わった。
優しいくせにどこか執拗な口づけは、互いの体温を急速に引き上げる。
「明日……さ…。」
「ん?」
次第に深く重ねられていくキスの合間に、息を乱したポップが切れ切れに訴える。
「明日、一緒に、ダイの所、行こうぜ…」
「そうだな…」
ふ、と思い立ったようにキスを中断されて、何事かとポップが目を開ける。
「……行けたらな。」
意味深な笑顔を向けられたポップの背筋に、嫌な悪寒が走る。
「それ、どーゆー意味……ひぁっ!」
敏感な首筋に吸い付かれて、ポップは声を上げる。
マトリフは、それを意に介した様子もなくポップの身体を好き勝手に暴き始める。
「すぐに教えてやるさ。一晩かけてじっくり、な。」
「ちょ、待っ、一晩って…!?」
「10日分だ。待ったもパスも受け付けねぇぜ?」
「ええぇぇー!?」
「嫌か?」
眼が笑っていない。
本気モードのマトリフを前に、ポップはあっさりと観念した。
大体、今更、この身体に宿ってしまったやり場のない熱をどうにかできるのは、目の前の恋人しかいないのだから。
幼い恋人達の久方ぶりの逢瀬にあてられたのか、自分を待っているであろうマトリフが恋しくなったのは紛れもない事実で。
でも、だからといって、素直に言葉にするのは気恥ずかしくて。
了承の合図代わりとばかりに、引き締まった背中に腕を伸ばして顔を引き寄せると、意図を察したマトリフが満足げに笑う。
ソファが軋んで始まりを告げた。
――明日の太陽は、どうやら拝めそうにない。
すいません。最初に土下座して謝っておきます。申し訳ありません。
こんなんで…こんなんでよろしいんでしょうか?
チャット後、久々の完徹によるハイテンションのままプロットを決めたんで、
何だか勢いがものっ凄いといいますか、やっちまったといいますか…。
もう、ちゅうとか大好きでごめんなさいー!
マトポプは自粛したつもりですが、師匠が暴走を…!
表だよって言い聞かせたんですが。(笑)誰か、このカップルを止めてください。
あと、何か、ダイレオは書いててものっすごい新鮮でした!ダイ君が無自覚に男前だ…!
ノーマルカプって、しかもダイレオだと、何か、初々しい…っv
あぁぁ。それにしても、姫宮さまと桐嶋さまのコメントが怖いですー!お手柔らかに…(泣)
涼崎あやめ
エロい師匠キターーーーっっ!(鼻血)
ありがとうございますっっ!エロ師匠に萌えましたっっ!!
止められませんっ。寧ろ止めませんっ。
何でしたら裏にも企画ページ作りますんで、どうぞヤっちゃって下さ・・・(←殴打)
ダイくんも男前だし、レオナは可愛いしvv
甘えたなポップにニヤニヤだしvvvv
いやぁチャットって素晴らしいですよね。
こんな素敵企画が浮かぶなんて(笑)
素晴らしい萌えをありがとうございましたっっ!!(礼)
姫宮
師匠カッコいいですねッッ!!
もう本当師匠のあまりのカッコよさに心停止起こしかけましたよ!
なんでこんな男前師匠が書けるんですか。本気でコツ教えてください(土下座)
あと、レオナが可愛くて可愛くてもうニヤニヤしっぱなしでしたvv
前よりもずっと綺麗になったよ、って言ってくれるダイがごっつい男前で良いですね〜v
らぶらぶな師匠とポップ君がすんごい可愛いかったです!!
すばらしい小説を拝見させていただき本当に有難うございました!!
桐嶋由宇
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