泣きたくなる程切ない想い
ただ愛しい事がこんなにも胸を突くから…
Sadness of separating
貴方は後悔してませんか?
眠そうに私の膝でまどろむ歳若い恋人にそう聞けば
彼は酷く困った様な
傷ついた様な
そんな顔で私を見上げた。
「あぁ、そんな顔しないで下さい。
私は後悔なんてしてないんですから。」
そう言って微笑めば彼は
安心した様に微笑んで再び眼を閉じる。
後悔なんてする訳がないでしょう?
私が貴方を欲しかったのだから。
他の誰でもなく、
貴方だけが欲しかった。
誰も近付けない様に
ゆっくりと時間を掛けて
真綿で包む様に優しく
けれど、決して離さず
私だけを特別に。
私だけを見るように。
無理やり手折って自分の物にしたと。
そう言ってもきっと間違ってはいない。
だからこそ、とアバンは思う。
どうか幸せで。
この子の人生の全てを奪った自分だから。
どうか私の隣で生きる人生に
後悔する事がない様に。
貴方は後悔してませんか?
すやすやと寝息を立て始めた恋人に
もう一度そっと聞いて見る。
私と居る事に
後悔してませんか?
貴方は幸せですか?
「愛してます。」
穏やかに眠る彼の頬に唇を落とす。
私は貴方が居るだけで
泣きたくなる程切ないから
ただ愛しい事がこんなにも胸を突くから
どうか
貴方も幸せでいてくれる様に
ただそれだけを願うから。
祝!1000Hit!!
ありがとうございますw
こんなに速いペースで1000を超えるとは
開設した当初は思いもしませんでした。
これも遊びに来ていただける皆様のお陰と
心底感謝しております♪
今回は初心に帰ってアバポプを御礼ssにしましたw
初めて惚れ込んだのがこのカプ。
この二人を見ていると、あぁ本当に信じあってるんだなぁと
胸がホコホコしてきますw
アバポプイイよ…(うっとり)
少しでもそれが伝わると嬉しいと
甘くて切ないお話を書いてみましたがお気に召しましたでしょうか?
最後になりましたがこれからも姫宮と拙い小説をよろしくお願いします。
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